I V C について

代 表 挨 拶

昔、暖かな布団の中で、親に抱きしめられて眠った記憶。それは、私自身の肌で温度を覚えています。しかし、日本や海外において不自由な暮らしを強いられ、その抱っこのぬくもりさえ知らない子供たちが大勢います。その現状に目を向けた時、何か私でできることはないのか?そんな思いをきっかけにスタートした個人での活動はまさに草の根活動的な地道なものでした。そして、次第に多くの方々のご支援を受け、NPO法人を設立いたしました。メンバーやご支援者の方々と協力し合い、より多くの子供たちに、抱っこのぬくもりを与えて行きたいと願っています。

特定非営利活動法人 国際ボランティアセンター
設立代表者 松川哲三

理 念

~ 世の中から決して消え去ってはならないもの、それは子供たちの輝く瞳と笑顔 ~

「より強く、より大きく、より早く」ただそれだけを追い求めて走りつづけてきたこの世の中で、私たちは何を得たのでしょうか。合理的な社会が生まれ、大量生産による大量な消費が可能になり、確かに物質的には大変豊かになりました。しかし私たちは、物質的な豊かさを手に入れた代償に、大きな忘れ物をしてきてはいないでしょうか。大きな忘れ物、それは「ともに生きる心」です。昔、私たちの祖父母の時代は、家族やご近所で協力し合い、助け合って生きてきた時代でした。人として生きていく上で、ともにつながり、分け合って生きることこそ大切なことなのではないでしょうか。その「ともに生きる心」を忘れ、奪い合ってきた私たちの現代社会は、今、さまざまなひずみを生み始めています。そして、そのひずみによって犠牲になっている子供たちがいることを決して忘れてはならないのです。

親が些細なことから、小さな子供を虐待し心と体に深い傷を負わす、生活能力のない両親が子供を置き去りにして蒸発してしまうなど、命そのものの尊厳を軽視する人が増えてしまった時代になりました。また、世界に目を向けてみると、目を疑うような貧しい生活を強いられている子供たちがおおくいるのも事実です。

子供たちの純真な瞳は常にキラキラと輝いていなければなりません。子供たちの顔は屈託のない満面の笑顔でいっぱいでなければなりません。現代社会にはその瞳の輝きと笑顔を失いつつある子供たちがたくさんいます。親の都合でやむなく施設に預けられている子供、突然親の愛情を受けられなくなった子供、経済的な事情で希望の学校に進めない子供、貧しい国家事情により、まともな教育を受けられない子供たち。その子供たちの瞳の輝きと笑顔を少しでも取り戻していくことが、私たちの役割であると痛感するのです。また、不況が続く情勢下において、子供たちの限りない才能を伸ばしていくこと、人材育成こそが、いずれは各方面の法人、大きくは豊かな国家づくりのための、かけがえのない財産になると私たちは信じるのです。

特定非営利活動法人国際ボランティアセンターは、何らかの事情を抱え、物質的にも精神的にも不自由な暮らしを強いられている日本や海外の子供たちの環境に視野を広げ、チャリティー事業を発展させるために設立する団体です。 具体的には、国内や海外で活動できる、ボランティアスタッフを養成し、各家庭で不要になった衣服・玩具等の改修、各企業において不要になったノベルティー文具の回収などを呼びかけ、各地の児童施設へ届けます。又、全国の主だった催事場においてチャリティー募金箱を設置したり、法人の会員も広く募り、チャリティー会費として活動資金を集め、海外の貧しい子供たちへの衣服・運動靴などの提供や、教育施設建設に向けての活動をし、経済事情で高校・大学に進学できない国内の子供たちの育英資金としても運用します。そして、これらの活動にプロスポーツ選手が参加することにより、子どもたちがスポーツに対して興味を抱き、楽しさを実感する機会を与え、積極的にスポーツに参加してくれることを理想としています。私たちは人とつながり、喜びを分け合い、ともに生きることを大切に活動する団体なのです。

よって、当団体の趣旨に賛同し参加を希望する方から、これからの活動を支える人的及び剤的な支援を受けるためにも、様々な契約締結に際しても、法人格が必要であると思われます。また、営利を目的とする団体ではありませんので、これらの目的を実行するために特定非営利法人・国際ボランティアセンターを設立することになりました。

「子供たちの笑顔が何よりうれしい」

最初の頃、個人で活躍していた時は、 友人や知り合いから集めたUFOキャッチャーのぬいぐるみや銀行が統廃合になった際に、 旧名称が入っているノベルティ文具やメーカーで余ったものを頂戴し、現地に届けていました。 日本の家庭や社会では必要とされていないものでも、現地の子供たちがそれを手にした時、 なんとも言えない笑顔を見せてくれることが何よりうれしいのです。

「現地に直接行く理由」

各地で活躍されているボランティアの方から 「日本はボランティアの名ばかりで現地入りし、実際には現地の遊興施設で遊んで帰っていく日本人も多い」 と胸が痛むご指摘も受けます。ボランティア活動に携わるからには、 そのような生な声を実際に聞かなければならないと思いますし、ただ物品を送るだけではなく、 実際に子供たちに手渡しをし、本当に喜んでもらえたのか、 又、実際に役にたっているのかを確かめるべきだと考えるからです。

「今後の目標は?」

今まで、個人でのボランティア活動をしてきましたが、個人での活動にはやはり限界があります。 IVCは、周りの皆さんから背中を押され設立できた団体です。 これからは、皆で力を合わせて、一人でも多くの子供達の笑顔を見たいと思っています。

目 的

この法人は、海外において諸般の事情により、不自由な暮らしを強いられている子どもたちに対し、各企業、各家庭、プロスポーツ選手、募金活動を通じて、物資の提供及び教育施設の建設等、様々な方面から支援し、なおかつそれらの活動を実際に行うボランティアスタッフを養成し、またプロスポーツ選手が活動に参加することで、子どもたちがスポーツに対して興味を抱き、その楽しさを実感する機会を与えることにより、スポーツの振興及び子どもの健全育成を図り、国際協力の活動に広く貢献すること、及び高齢者の要介護者等、手助けを必要とされる方々に、自立した日常生活を送れるよう、身体の介護など支援を行うことによって、保健、医療、福祉の増進を図るとともに、交流会等を通じて高齢者の社会進出に広く貢献することを目的とする。

この法人は、上記の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。

  • (1)学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
  • (2)国際協力の活動
  • (3)子どもの健全育成を図る活動
  • (4)保健、医療又は福祉の増進を図る活動
  • (5)前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

1.この法人は、上記の目的を達成するため、特定非営利活動に係る事業として次の事業を行う。

  • (1)海外青少年ボランティア育成事業
  • (2)児童施設応援事業
  • (3)国際地域支援事業
  • (4)介護保険法による訪問介護事業
  • (5)介護保険法による居宅介護支援事業
  • (6)介護保険法による福祉用具貸与事業
  • (7)介護機器、医療機器、健康機器の販売及びリース業
  • (8)高齢者の自立支援に伴うイベント事業
  • (9)医療及び健康に関するコンサルタント業

2.この法人は、次のその他の事業を行う。

  • (1)化粧品、健康食品、ビタミン等の栄養素を補給した栄養補助食品 医療用の設備、器具、備品、消耗品、医薬部外品の販売及び輸入業
  • (2)生命保険の募集に関する業務及び損害保険の募集に関する業務

3.前項に掲げる事業は、第1項に掲げる事業に支障がない限り行うものとしその収益は、第1項に掲げる事業に充てるものとする。

平成17年8月17日変更 平成17年8月18日登記

I V C の 歩 み

~ 始まりは一本の植樹でした・・・・ ~

1999年8月
中国・内モンゴルにて植樹
2000年6月
フィリピン・マニラ市内にて、ホームレスの子供たちにおもちゃを配布
2000年12月
タイ・アユタヤ地方にて、子供達に古着を配布
2001年6月
マレーシア・クアランプールにて、子供達に文房具を配布
2001年12月
タイ・バンコクにて、ストリートチルドレンに子供服を配布
2002年1月
インドネシア・デンザール郊外にて、子供服を配布
2002年6月
インドネシア・デンザール郊外にて、子供用運動靴を配布
2002年10月
インドネシア・デンザール郊外にて、子供服を配布
2003年3月
フィリピン・マカティにて、ホームレスの子供達に子供服を配布
2003年6月
フィリピン・マクタン島にて、子供達におもちゃを配布
2003年7月
タイ・バンコクにて、ストリートチルドレンに子供服を配布
2003年7月18日
特定非営利活動法人国際ボランティアセンター設立
2004年8月
10日間の現地視察訪問(スリランカ)
2004年12月
ベトナム・ホアセン村、タインスワン平和村にて、子供服を文房具を配布
2005年1月
インドネシア・テンバザール市にて、子供達に子供服と文房具を配布
2005年6月
インドネシア・テンバザール市にて、子供達に子供服と玩具を配布
2005年10月
タイ。バンコク市内14ヶ所にて、子供服と玩具を配布
2006年1月
タイ・バンコク郊外3県8ヶ所にて、子供服と玩具を配布
2006年6月
インドネシア・テンパサール市とクタ施設にて、子供服と文房具を配布
2006年7月
インドネシア・テンパサール市とクタ施設にて、子供服と玩具を配布
2006年8月
インドネシア・テンパサール市とクタ施設にて、子供服と玩具を配布
2006年10月
ベトナム・ハノイ市にて、子供服と文房具を配布
2006年11月
インドネシア・ネガラ県ペクタタン小中学校を訪問しました
2007年3月
タイ・バンコク市内3ヵ所にて、子供服と文房具を配布
2007年4月
インドネシア・クタ施設にて、子供服と文房具を配布
2007年5月
インドネシア・ネガラ県ペクタタン小中学校を訪問しました

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